水源を中部電力の畑薙第一ダム・井川ダムとし、ザル田と呼ばれ水を大量に必要とした「志太・榛原地域」、干ばつなどによる水不足に度々悩まされた「小笠地域」に発電後の水を利用して川口取水口から安定的に用水を地区内に導水して水田・畑地かんがいを実施しています。

 

大井川農業用水は、島田市他7市1町にわたる水田 6,861ha・畑 589haに対し、安定的な用水供給や合理的利用により、本地域の農業経営の安定化及び農業用水が従来から有していた地域用水機能(防火用水・景観)の維持・増進を図るものです。

 

平成30年度に完成した国営大井川用水農業水利事業(第2期)では、農業用水の安定供給と適正な水配分を図るため、取水工、水路橋、頭首工、調整池、隧道、サイホン、幹線用水路及び小水力発電施設、水管理施設の再整備を行いました。

 

県営事業により、分水工、揚水機場、調整池、管水路及び支線水路などの用水施設整備を進めました。